足裏の構造

毎日私たちの体を支えてくれるのが足です。
特に身体のさまざまなツボが集中する言われている足裏は、健康のバロメーターになるほど重要なパーツです。
足の裏には、歩いている時や立っている時に全体重がかかります。

足裏には、重心の安定性を高めて、歩行時の蹴りだす力を増して、さらに衝撃を吸収する働きがある「アーチ」という構造があります。
縦のアーチ(内側・外側)と横のアーチがあって、土踏まずの形状もこのアーチによって作られています。
正常なアーチは地面からの衝撃を効率よく吸収しています。

偏平足の説明のイラスト

偏平足とは

このアーチが崩れている状態を偏平足と言います。
一般的に言われる「土踏まず」が無い状態です。
足裏の内側部分が引っ込んでなくて、足裏全体が平らな事です。

この、アーチが崩れることにより地面からの衝撃が足に大きくかかり、歩行や運動の繰り返しにより痛みが生じることがあります。
症状が酷くなると安静時にも痛みや腫れがの症状が出て、歩くことも満足に出来ないようになることもあります。

偏平足の症状

  • 立っていると足裏が痛くなる。
  • 長時間歩いていないのに足が疲れる。
  • 歩くと膝や腰に痛みがある。
  • 階段の昇り降りがつらい。
  • 片足でのつま先立ちが出来ない。

これらの症状があれば、偏平足が原因かもしれません。

土踏まずのアーチは本来、親指の付け根からかかとにかけて縦長にあって、歩いたり走ったりするときのバネや、地面の衝撃を吸収する役割を果たしています。

足への負担が大きい扁平足をそのままにしていると、足だけでなく健康への影響も大きくなります。
扁平足のために理想の歩行が出来なくなって、それが膝や腰の痛みになり、肥満などの生活習慣病にもつながっていきます。

偏平足の原因

  • 子供の頃に、足の裏の筋肉や関節を支える靭帯などが未発達。
  • 足の指を使わない、悪い歩き方をしている。
  • 足に合わない靴を履いている。
  • 歩かない生活習慣により足の筋力が低下している。
  • 肥満など体重増加によって、足に負担がかかっている

 上記以外にも多くの原因がありますが、そのひとつ一つで扁平足がになる訳ではなくて、多くの要因が絡み合って生じることがほとんどです。

 だれでも乳幼児のころは偏平足ですが、成長過程で土踏まずが形成されて行きます。
しかし、なかには生まれつきの特性で偏平足のまま大人になる人もいます。
そして今、土踏まずがあるにもかかわらず、うまく機能しないことによる”隠れ扁平足”になっている人が増えているそうです。
土踏まずがうまく機能していなくて偏平足の人と同じ症状で悩んでいます。
特に女性の9割がこの「隠れ偏平足」に該当するとも言われています。
なので、土踏まずがあるから大丈夫! と考えている人も、まずは、自分自身の土踏まずが正しく機能しているか確認してみてください。

扁平足の対策

扁平足は、一度なってしまうと土踏まずを復活させるのはかなり大変なことです。
しかし、生活習慣を変えたり、適切な運動を行うことで、症状が改善する場合もあります。

幼少期の生活

まず、偏平足にならないようにするには、子供の頃から裸足で遊ばせることがよいと言われています。
裸足で動き回ることで、足の指を使う機会が増え、足の裏の筋肉も発達するので、成人した時に扁平足になることを予防できます。

歩く習慣をつける

近場のコンビニに行くにも車を使ったり、階段は使わずエレベーターやエスカレーターを利用していませんか?
ついつい便利な方法を使ってしまいますが、私たちの身体は使わなければどんどん衰えていきます。
歩く習慣を作る事で、足裏の筋肉が鍛えられていきます。
徒歩10分くらいの距離ならば歩くようにしましょう。

肥満など体重増加を解消する

体重増加によって、耐え切れずにアーチが崩れてしまうことがあります。
負担を減らすには体重を減らすことが効果的です。
上記のように歩く習慣や水中ウォーキングや自転車こぎなどを試してください。
また、食生活の見直しも重要です。

足の指でジャンケン

足裏の縦のアーチは重要ですが、横のアーチも重要です。
この対策としては、足の指でグー、チョキ、パーを繰り返す運動が有効です。
足裏の筋力が鍛えられて指の動きがなめらかになり、横のアーチの崩れを防ぐ効果が期待できます

 歩き方の見直し

土踏まずのアーチを整える歩き方を意識することが大切です。
お臍から上が天井から引っ張られるイメージで立って、歩く時は、かかとで着地をしてから、重心を土踏まずの外側からつま先まで移動するようにしてください。
指の付け根まで重心を移動したら、指先で地面を蹴るのがポイントです。
足の指を使うことでアーチにばかりに荷重することがなくなり、足に負担をかけずに歩けます。

 靴の見直し

普段履いている靴が合っていないことが偏平足の原因かもしれません。
その靴はサイズが合っていますか?
足の指が自由に動けるくらいの余裕がないと、足指が機能を果たせません。
また、日本人の足は幅が比較的広いので、幅が狭い靴はよくありません。
そして、自分に合ったインソールを利用するのも効果があります。

 

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